不動産投資を行う人の投資戦略に沿って融資先を選ぶには

融資を受けられる金融機関は色々

不動産投資のために物件を購入するとき、多くの人は取得費用の全額を自己資金として
用意することができないため、取得費用の多くを金融機関からの借り入れに頼ることになります。
このとき、借入を行うことができる金融機関には色々なものがあり、
政府系金融機関、市中銀行系金融機関が代表的なものです。

この他にもさまざまな金融機関が存在します。そして金融機関ごとに返済年数や担保評価、
融資可能エリア等が違います。したがって、投資を行う人の投資戦略に沿って
的確に選んでいくことができれば、不動産投資を有利に進めることができます。

 ここでは、それぞれの金融機関の種類と特徴について学んでいきましょう。

政府系金融機関

住宅金融支援機構

この機関は、昔は住宅金融公庫と呼ばれていた政府系金融機関です。
住宅金融公庫であった時代には自己資金や敷地要件等の借入のための規制が厳しかったのですが、
住宅金融支援機構になってからはそれらの規制が緩和され、
とても借りやすい金融機関のひとつとなりました。
ただし、中古物件を賃貸用に購入するための融資は行っておらず、
飽くまで新築に対する融資のみ行っています。
中古物件に対して投資を行っている人にとってはここが痛いところです。
 金利は15年と35年のいずれかで組むことができます、
35年で組めると言うのは長期にわたって固定金利での借り入れができると言うことであり、
相続税対策などのために長期の借り入れを行いたいときには利用価値が大きいと言えます。
 また、日本全国どこでも融資対象エリアとなっているため、これもよいところです。
居住地の最寄りの支店で申し込みをすることができます。

日本政策金融公庫

この機関はごく最近にできたものです。平成20年10月1日に国民生活金融公庫と国際協力銀行、
そして農林漁業金融公庫が統合してできたものです。
統合はしたもののそれぞれの機関が持っていた独自の機能は失われておらず、
各公庫で行われていた業務はそのまま日本政策金融公庫に引き継がれています。

 そのため、かつての融資メニューもそのまま引き継がれています。
例えばかつての国民生活金融公庫では個人や中小企業が行う事業に対しての
融資を行っていたことを受けて、現在の日本政策金融公庫でもそれらの融資を行っています。
個人が賃貸経営を行うために物件を取得するときにも不動産貸付業としてとらえられるため
融資を受けることができます。

 日本政策金融公庫のメリットは、金利が安いこと、借入期間中は常に固定金利であること、
抵当権の設定を行う際に登録免許税がかからないことです。
また、新築や中古物件に対してだけではなく、リフォームのための資金として融資を受けることができます。
逆にデメリットは、返済期間が基本的には最長15年であり、
他の金融機関に比べて短めになっていることです。
融資限度額が4800万円までであるとから、比較的小規模な投資物件に対しての
借入がメインとなることも、捉え方によってはデメリットに数えられるでしょう。
ただし、融資限度額においては例外があり、多角経営化、第二創業である場合や、
融資を受ける人が女性・若者・シニア企業家に対しては最大7200万円まで融資を行っています。

 そして最大のデメリットは、担保評価が厳しいと言うことです。
他の金融機関が70~80%の担保評価を与えている中で日本政策金融公庫の担保評価は
50%にとどまるため、物件の購入費用の半分を自己資金として用意しなければならないのです。

 融資エリアは日本全国が対象となっており、居住地域の支店で申し込みをすることができます。

■政府系金融機関の注意点
政府系金融機関は政府が運営する機関と言うだけあって信頼感は抜群に優れているのですが、利用に当たっては注意点もあります。それは、『抵当権設定登記が終わってから、初めて融資が実行される』と言うことです。つまり、政府系金融機関を利用して融資を受けるためには、融資が実際に行われるまでのつなぎとして、身内に借りる、民間の金融機関からつなぎ融資を受ける、担保物件を余計に準備するなどの対応が必要となります。
 例えば、新築物件を立てる場合には、工事に取り掛かる時にはまだ抵当権設定登記は行われていないわけですから、契約時には工事代金を自己資金や他から借りた資金で支払い、
それ以降の支払いは融資が実行された後に支払を行うこととなります。
 これに対して民間の金融機関を利用したときには、所有権の移転と抵当権の設定登記を融資の実行と同時に行うことになるため、政府系金融機関を利用するときのようにつなぎ融資などの心配をする必要がないのです。
この点は政府系金融機関が使いにくいところです。

お役立ち参考サイト

融資(個人向け)にマッチした目的まとめ、お金にまつわるエトセトラ http://ipa-international.org/

状況把握後のカードローン借り換えという選択 http://card-loan-refinancing.com/